マッセート 2017 マセト マセット Ornellaia Masseto イタリア 赤ワイン|ロマネ ROMANEE

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マッセート 2017 マセト マセット Ornellaia Masseto イタリア 赤ワイン|ロマネ ROMANEE

唯一無二の偉大なメルロ
カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロのブレンドで造られるオルネッライアに対し、メルロのみを使用したもうひとつのオルネッライアの伝説的ワインがマッセート。(※2019年ヴィンテージよりカベルネ・フランも使用)トスカーナにはメルローから造られる秀逸なワインがいくつかありますが、その中でも群を抜く品質と価格を誇り、ときに「イタリアのル・パン」と賞賛され、世界中のワインラヴァーが熱望するワインです。
オルネッライア農園の粘土土壌のメルローを独立させて1986年にデビューしました。2018年には独立したセラーを完成させ、ワインメーカーのアクセル・ハインツが、オルネッライアと共にワイン造りを監修しています。
マッセートの畑は僅か6.63ha。イタリア語でMASSIが「大きな石」を意味するとおり、片手には余るほどの大きな石が多いのが何よりの特長。畑は海抜120mの丘の上にあり、標高と土壌の差で大きく3つに区別されています。収穫は、果実の糖度と水分量が抜群の状態で収穫できる早朝に実施。収穫された果実は15kgの小箱で運ばれ、2度の選果を行います。
醸造においてはイタリアの伝統的製法ではなく、最新の醸造設備を完備し、モダンで丁寧なワイン造りが行われています。適正な温度管理が可能なステンレスタンクを使用し、畑の区画ごとに別々に醸造。毎日テイスティングし、進行状態を確認しながら、25~28℃の温度で15~20日間かけて発酵を行います。その後、ミディアムトーストのフレンチオーク100%の新樽に入れてまず12ヵ月間熟成。その後各樽をブレンドした上でさらに12ヵ月間の樽熟成。瓶詰め後、1年間の熟成を経てリリースされます。

2017ヴィンテージ
2017年は気候変動の影響が強いトリッキーなヴィンテージでしたが、トスカーナ州ボルゲリでは少量ながらも健全なブドウが収穫され、高品質な赤が造られました。2017年のマッセートは強烈で洗練され、肉のような特徴を持っています。ダークプラム、ブラックベリー、鉄、バニラ、チョコレートのフレーバー。明るい酸味が持続し、フルーツとスパイスに溢れる余韻へと続きます。



生産者 オルネッライア
Ornellaia

ワイン名 マッセート
Masseto

ヴィンテージ 2017

容量 750ml

解説 パーカーポイント: 97点
予想される飲み頃:2024 - 2050
The Masseto 2017 Masseto puts on another exhilarating, knock-out performance for the third year in a row. The Masseto vineyard is a triangular-shaped plot tucked in at the back of the same property that houses the Ornellaia vineyards and winery. This special site is located at the base of the mountains that rise gently from the Tyrrhenian Sea, with the picturesque silhouette of the Castiglioncello castle at the top. The vines are planted at an altitude of 80 to 100 meters above sea level in blue clay soils that are unique to Bolgheri. That ideal position opens the vineyards to soft breezes, proximity to the sea, long daylight hours and cool diurnal shifts from the protective wall of low mountains at the back. It's a little garden of Merlot Eden. The center of the vineyard now is home to the new Masseto winery and an adjacent tasting room built into a pre-existing farmhouse. This wine was made in the old winery (the existing Ornellaia winery). Fermentation kicks off in a combination of steel and oak tanks before the wine is racked over to barrique, where it rests for two years. The wine then goes into bottle for 12 months before its release. Like most vintages of Masseto tasted this early in the game, the oak is omnipresent, and it grounds the wine in terms of texture and structure. It is powerful, but that's always the case with Masseto (this vintage records a 15.5% alcohol content). I tasted this wine next to the decidedly more playful Massetino, and the Masseto moves over the palate with substantial fruit weight and concentration gained over the course of this hot and dry growing season (which produced smaller, richer and more compact berries). Perhaps, what this vintage lacks is that profound varietal character that we saw in recent vintages like 2016 and 2015. If concerned that the hot vintage would draw out too many ripe fruit tones, the oak serves to soften some of the more volatile components of the fruit. Those distinctive notes of macchia mediterranea (wild bush) that I always associate with Masseto are less present in this vintage. You feel the oak tannins on the finish with toast and vanilla that will certainly shed as the wine ages. In fact, I went back to taste the wine 12 hours later, and they had already softened considerably. This 2017 vintage will be released in October 2020.
(May 2020 Week 3, The Wine Advocate, 22nd May 2020)

スーパータスカンの筆頭
オルネッライア
Ornellaia
マッセート 2017 マセト マセット Ornellaia Masseto イタリア 赤ワイン|ロマネ ROMANEE

サッシカイア、ソライアと並び「3大アイア」としてイタリアワイン界のトップに君臨。スーパータスカンの代表格として確固たる地位を築き、「ボルゲリの奇跡」とも称される偉大なワイナリー「オルネッライア」は1981年にロドヴィコ・アンティノーリによって創設。
当初ロドヴィコはカリフォルニアでのワイン造りを考えていましたが、カリフォルニアワインの伝説的な醸造家アンドレ・チェリチェフから「ボルゲリはポムロールやサンテミリオンの土壌に、カリフォルニアの気候を備えた素晴らしいテロワール」と教えられ、故郷ボルゲリでワイナリーを設立することを決意。偉大なボルドーのシャトーに比肩するワインを生み出すため、創設当初はアンドレ・チェリチェフを、1991年からはミシェル・ロランがコンサルタントとして招かれました。2005年からはボルドー出身の醸造家アクセル・ハインツが醸造責任者を務めます。こうしてジャコモ・タキスがコンサルタントを務めたアンティノーリやサッシカイアとは異なる、国際色豊かな醸造家のもとでイタリアワインの殻を破る歴史を歩み始めます。
妥協なきワイン造りの追求
ワイン造りを始めるにあたり、大切にしているのは「品種と土地のマッチング」。ボルゲリの土壌は石灰岩、片岩、泥灰土、粘土、泥土、砂、小石、砂利などが複雑に混ざりあいますが、オルネッライアでは1982年の植樹以降、海抜50-120mに広がる115haの所有畑を土壌・ミクロクリマから70の区画に分け、最適な品種を栽培しています。海沿いという好立地により、ブドウは日光に加え海からの反射光をしっかりと浴びて育ちます。同時に、涼しい海風がゆっくりとした成熟を可能にし、夜間には丘から冷涼な風が吹くので、高い熟度がありながらフレッシュな酸が備わります。高い品質の裏にはこうしたテロワールの優位性が積み重なっているのです。広大な畑は全てサステイナブル農法で管理され、一部はオーガニック栽培を行います。また驚くべきことに全区画手摘みで収穫を行うので畑には約80名のスタッフが在中しています。さらに、2016年には選果の精度を高めるために光学式選果台も導入。その後各品種・区画ごとに醸造。アルコール発酵は主にステンレスタンクで行い、熟成にはオークの大樽、バリック、ステンレス、コンクリートタンクをキュヴェ毎に使い分けて使用。熟成を経たワインは厳しい判断基準のもとブレンドされます。ヴィンテージへのこだわりがよく分かるのが2006年から開始した「ヴェンデミア・ダル・ティスタ(芸術の収獲)」というプロジェクト。「ワインは人と同じで収穫年ごとに全く異なる個性を持つ」という考えのもと、世界の著名アーティストに依頼し、新しい収穫年の本質とその特徴をラベルの中にも表現しています。
世界トップクラスの評価
恵まれたテロワール、最先端の技術、惜しみない手間、妥協なき品質へのこだわりのもと生み出されるオルネッライアのワインは、濃厚でパワフルでありながら、滑らかで柔らかい。オークにのった甘い果実が溢れ出す甘美なスタイルです。同時に尋常ではない気品と完成度があり、一流のワインに求める品格を見事に備えています。2001年にはワイン・スペクテーターの「ザ・トップ100・ワイン」にて、フラッグシップキュヴェであるオルネッライアが第1位を獲得。さらにワイン・アドヴォケイト誌ではボルドー5大シャトーに比肩するスコアを毎ヴィンテージでコンスタントにたたき出しています。今後も革新を続けながらイタリアのトップワイナリーとして君臨し続けることは疑いようもありません。

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