【１９世紀仏アンティーク】パリ窯　デミタスカップ&ソーサー｜アンティークマザーグース

 リモージュ焼 とは、パリから南西に260kmほど離れた
 フランスのリムーザン地方の古い町、リモージュで作られた
 陶磁器の総称です。
 
 特定の窯の名前ではなくその地域の焼き物をさし
 この地方では古くから七宝焼き（リモージュ・エナメル）が
 作られるなど焼き物作りがなされていました。
 18世紀に上質なカオリン（白磁）が近郊で発見されて以来
 様々な窯が優れた陶磁器を生み出してきました。
 
 19世紀からはアメリカへの輸出も広がり
 リモージュ陶磁器の名を世界に広めて今日にいたります。
ベルギーの首都ブリュッセルの蚤の市で出会った、19世紀パリ窯のデミタスカップ＆ソーサーです。
リモージュ窯ではなくパリ窯の一つ、Porcelaine de Parisの作品です。　Porcelaine de Parisはパリ窯の初期の工房の一つで1773年にJean-baptists Locreにて創業し、1829年委Jean-Marx Claussに継承された工房です。　パリ窯の総称としてのPorcelaine de Parisと同じ呼び方なので紛らわしいですが、同工房はパリ陶業はオーナーを替えながら現在にも存続しているブランドです。
初期には東洋磁器の模倣から始まり、徐々に独自の様式を確立させていった工房。　その技術力の高さでパリ窯の中でも生き残りを果たしました。
こちらの作品はハンドペイントで描かれたデミタスカップ＆ソーサー。　赤と緑を基調としたシノワズリっぽいカップ＆ソーサー、色塗りも丁寧な一品です。
非常に良い状態の作品で、わずかな金彩の擦れや経年による擦れこそありますが、目につく瑕も欠けもない、とても美しい作品です。
メーカー
Porcelaine de Paris
種類
デミタスカップ&ソーサー
デザイン
N/A
状態
Very Very Good
サイズ
 
カップ
直径４．６　高さ４．７
ソーサー
直径１０．２


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