ルイ・ジャド グラン・エシェゾー [2006]750ml|ウメムラ Wine Cellar
商品の説明
LOUIS JADOT / ルイ・ジャド ワイン通を自認する者であるならば、誰ひとり知らぬ者はいないブルゴーニュを代表する生産者のひとつ、ルイ・ジャド。その150種類のワインをすべて造り出すのが、天才として名高いジャック・ラルディエールだ。 「シャンボール・ミュジニーのようなAOCワインは普通の飲み物だと思ったらだめだ。ワイン自体が飲むものに対して主導権を握っているんだ!」。信じられないほどの早口かつ大声で、彼は語り続ける。 「プリティなワインを造ってもしょうがない。今美味しいというのと、ポテンシャルがあるというのは別だ。AOCワインの本質はポテンシャルだ。自然は常に素晴らしく、ハーモニーを自ら創造してくれる。その力をフルに伝えるためには、15年は熟成、成長し続けるワインを造る必要があるんだ」。 ジャドのワインのがっしりした構造は、確かに早く飲むには辛い時もある。全房発酵、非常に高い発酵温度、普通の2倍3倍の時間をかける1ヶ月以上のマセラシオン。口当たりの良いバランスを最初からあざとく狙うのではなく、もてるものすべてをぎりぎりまで抽出するかのような、積極的な姿勢。 「ワインにはそのヴィンテージとテロワールの記憶がすべてしまい込まれている。そしてワインの起源である紀元前3千年のバビロニアからの歴史刻み込まれている。それを引き出してやることが私の務めだ」。 ルイ・ジャドの数多くのラインナップの中でもひときわ光るアイテムが、ボンヌ・マールとミュジニーだろう。前者はジャドのパワフルさが畑のもつ性格と合致し、相乗効果をもたらしているという点で。後者はミュジニーの厳しさと格調高さと圧倒的な緻密さが見事に表現され、ジャドのワインというよりまぎれもなくミュジニーのワインという意味において。 特にミュジニーの凝縮度と洗練の両立はすごい。たぶんルイ・ジャドの赤ワイン中の最高傑作。パリのワインショップで、これがロマネ・コンティ、ペトリュース、マルゴー、シュヴァル・ブラン等と並んで特別のケースに陳列されているのを見たが、ようするにフランスではそういう位置づけなのだ。 「うちには多くの人が来てテイスティングするけど、ミュジニーは限られた人にだけ出す。だからこれは別の部屋において、人目に触れないところで熟成させている」。確かに900本という生産量では無理もない。訪問者がこのワインに殺到して、すべて樽から飲み尽くされてしまうだろう。ところが日本ではまったくと言っていいほど話題にのぼらず、長い間売れずに棚に放置されているのをよく見る。実に不思議である。 ワイナート 魅惑のブルゴーニュより抜粋 ■Domaine des Heritiers Louis Jadot ■Domaine Louis Jadot |
ルイ・ジャド グラン・エシェゾー [2006]750ml|ウメムラ Wine Cellar赤ワイン
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