ニコラ・ジョリー クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン [2018]750ml|ウメムラ Wine Cellar

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Nicolas JOLY / ニコラ・ジョリー

ニコラ・ジョリー クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン [2018]750ml|ウメムラ Wine Cellar

当主のニコラ・ジョリーはとにかくパワフルで好奇心が旺盛な人だ。取材やセミナーは時間内で収まることが少ない。彼の好奇心がドンドン膨らみ、相手に伝えたいことが次々と湧き出て、話題があちらこちらへ飛んでいく。

彼のビオディナミのセミナーは一見難しく思える。現代に生きる私たちにとって、自然の法則を身体で実感する機会が減ってしまったことと、彼が少しでもビオディナミを知って欲しいと、幅広い多くの情報を伝えようとするからだろう。しかし1対1で話を聞くと、実はシンプルだ。化学的なものを使いバランスを崩してしまった自然のバランスを取り戻すこと。そしてその場所で育った植物や動物の力を借りて、バランスを高めてあげること

決して現実離れした話ではなく、非常に論理的だ。前職は金融マン。様々なファクターを収集、分析し、実行していく。ワイン造りでもそれは行われている。そして、そこに自然への愛情がプラスされているのだ。

彼のワインもまた、「難解ワイン」と言われることがある。私も最初はそう思っていた。しかし、難しいという周囲の評価やワインとはこういうものという定義に縛られていただけだった。確かに、早めに抜栓したり、デキャンタしたりしないと開いてくれない。でも一度姿を見せてくれると、パワフルだと思っていたワインが様々な料理と優しくマリアージュしてくれる。なんと包容力と穏やかさを持つワインなのか!

彼と会う時、彼のワインを飲む時は、あせってはいけない。じっくりと向かい合うため、長い時間を用意しておこう。きっと心を開いてすべてを見せてくれるはずだ。そして、その包容力に、いつの間にか心地よい気分にさせてもらっているだろう。

来日すると人気が高いため過密スケジュールとなるが、それでも移動や休憩の間も話し続け、「これで60代後半とは」と圧倒されてしまう。

◆ ドメーヌの歴史

クレ ド セランはシトー派修道僧により12世紀に植えられた由緒ある畑で、以来800年以上もの間ブドウ栽培が行われています。1962年からジョリー家が所有し、1976年に現当主であるニコラ ジョリー氏が運営に参加。ジョリー氏は「美味しいワインである前に、その土地固有の繊細さを表現した本物のわいんでなくてはならない」と、1980年から部分的にビオディナミを導入し、1984年からすべての畑でビオディナミを行っています。
2001年、ジョリー氏はビオディナミの団体「Return to Terroir」を創立、12カ国、約150生産者がこの団体に所属しています。また、彼はこの団体を通し、世界中で講演し、原点へ回帰を提唱しています。

◆ 栽培

クレ ド セラン、クロ ド ラ ベルジュリ、ヴュー クロに畑を所有。1984年からすべての畑でビオディナミが行われています。ドメーヌでは牛や羊などを飼い、イラクサを始め多くのハーブを育てています。ハーブなどからビオディナミに必要なプレパラシオン(調合剤)を造り、家畜たちが畑の草を食べ、馬で耕作するなど、自然と動物と共にブドウ栽培を行っています。

◆ 醸造

自然酵母にて発酵、発酵時の温度はコントロールしません。また、デブルバージュ、コラージュは行わず、主に古樽で数ヶ月間熟成後、瓶詰め前にフィルター処理を極軽く行います。

ニコラ・ジョリー クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン [2018]750ml|ウメムラ Wine Cellar

【正規代理店商品】

ビオディナミの先駆者であるニコラ・ジョリー氏の傑作、「クーレ・ド・セラン」!
世界10大白ワインの一つにも数えられており、パーカー氏からも激賞されているフランス最高峰の究極の白ワインです。
世界最高峰の辛口シュナン・ブランと形容しても過言ではない程の圧倒的な厚みと味わい深さが感じられます。

アペラシオン:A.O.C. Savennieres Coulee-de-Serrant
品種:シュナン ブラン 100%
面積:7 ha(モノポール)
平均樹齢:50年
平均収量:20~22hl/ha
生産量:20,000本~25,000本

ロワール川に張り出した険しい傾斜地にあり、南、南東向き。栽培、収穫はすべて馬と手作業で行なわれている。地層は平均20-40cmの深さ、赤褐色・茶色のシスト土壌で水はけが良い。ブドウが最適な熟度に達し、ボトリティスの度合いを見て 収穫するため、3~4週間かけて5回に分けて収穫を行う。500Lの樽で熟成(新樽使用率は5%以下)

シュナン・ブランは完熟に達したものだけが、深い黄金色の複雑さを得られる。健全でサステイナブルな栽培はブドウの腐敗を防ぐことができ、区画ごとに実が完熟まで進むのを待つことでボトリティスが付着し、果汁が濃縮されることによって、ミネラル分がより強調される。
抜栓後の数日間、場合によっては一週間以上もの間ワインは本領を発揮し変化し続ける。この変化は酸化ではない。酸化ではないことは簡単に試すことができるため、数日間かけて是非ワインを楽しんで頂きたい。

合う料理:鶏肉やブールブーランソース(バターソース)と合わせた魚料理、シンプルにシェーブルやカンタルチーズと合わせても◎

■ヴィンテージ情報
霜の被害を受け、また7月半ばまでベト病の被害もあったが、ブドウは豊かに実った。暑く、雨の多い夏の後、収穫は9月20日と早くに始まった。熟した果実のみを収穫するために、それぞれの区画を5回にも分けて収穫を行ったため、収穫は長くかかった。貴腐が8-10%含まれた年。こちらのヴィンテージは多めにオリ発生しておりますが、沈めて上澄みをお飲みください。

「クーレ・ド・セラン」はアンジェ市から約10km 離れたロワール河の北斜面にあり、シストでできた一種の岬である。ここは久しく前から、特別なテロワールとして知られていた。名高い料理評論家のキュルノンスキーは、フランスの5つに限定したグラン・ヴァンのひとつに『クーレ・ド・セラン』を数えている。1980 年からビオディナミを取り入れているが、このワインは若いうちに飲むのが非常に難しい。長い時間待って、テロワールの個性が際立ったときでないと良く 理解できないワインだ。Bettane & Desseauve

フランスのロワールのシュナン・ブランでしか出来ない個性あるワイン。これと同じような品質のワインを探そうと思っても皆無。プロフェッショナルの間ではこのワインは、とても凄いワインだと認識している人は多いけれど、ワインの愛好家の間での知名度は低い。例えばパリのレストランでさえ、ワインリストにこのワインがあっても選ぼうという人は少ない。しかし、実際には非常に偉大なワインであり、相当な長期熟成型のワインである。外観はゴールデン・イエローで、輝きがあり、粘性も強い。香りはまだ閉じている。濃縮したカリン系、ネクタリンなどの香り。味わいはなめらかで厚みがあり、余韻も長く、ドライフィニッシュ。

田崎真也氏コメント:
このワインを空ける時のTPOはちょっと難しいかもしれない。かなりの通好みのワインであり、料理との相性、抜栓のタイミングなど、すべてを心得たソムリエのいる店で開けないと、このワインの真価は発揮されないだろう。

※よりおいしく味わっていただくために、ジョリー氏は、クレ ド セランの全てのワインについて、飲む前に数回デキャンティングするか、24時間前に抜栓しておくことを推奨している。適温は14-15℃。更に、飲み残しのワインを、栓をして冷蔵庫に入れずに3~4日置くと、一層開いて味わいが増して楽しめるともアドバイスしている。

また添付画像にありますように、目視でわかるオリが発生しております。ワインの自然な成分ですので、しばらくビンを静置して底に沈めたあと、静かにグラスにそそぐか、ワインを別の容器に移し替えてからお楽しみください。

ニコラ・ジョリー クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン [2018]750ml|ウメムラ Wine Cellar

ニコラ・ジョリー クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン [2018]750ml|ウメムラ Wine Cellar

ニコラ・ジョリー クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン [2018]750ml|ウメムラ Wine Cellar白ワイン

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